3月からずっと、コロナで仕事がなくなり、
毎日息子と野球のトレーニングを楽しんでいます。
もちろんトランペットのトレーニングはしていますが、
我が家は防音室がなくokura+muteを使って練習しています。
ボールを投げるのとトランペットの音作りには、
たくさんの共通点があるような気がします。
さて、たくさんのプラクティスミュートがありますが、
それぞれに特徴があり、それぞれに慣れるとそれなりに吹くことができます。
ですが、私は練習に積極的に使用して効果があるプラクティスミュートが
欲しくて、長年かけて作ってきました。その結果がokura+muteです。
もちろん奏法は十人十色。その人が感じる感覚により確立されます。
okura+mute(トランペット用)は、私の経験で知り得た感覚を元に作りました。
抵抗感は音そのものにより作られるものだと思いますから、
okura+muteでの抵抗感覚は私の感じる感覚なのでしよう。
それぞれの音に対する抵抗感をあらゆる音域・音量に対して、
程好いバランスを保てるように作りました。
耳に聞こえる音の小ささから、
どうしてもオーバーブローしてしまうかもしれません。
それを防ぐことができないのであれば、
プラクティスミュートは逆効果になってしまいます。
「ベルから先にたくさんの息は吐き出されてはいない」
ことを知っていればオーバーブローは防げます。
“楽器の中の空気振動が音”だと感じられるようになることが重要で、
okura+muteではそれを感じ取りやすいはずです。
奧田敏雄